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転職市場は「売り手市場から買い手市場へ」。経験がより重視される転職へ

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2008年9月、アメリカの大手証券会社リーマン・ブラザーズが経営破たんし、世界経済に大きな衝撃を与えたことは記憶に新しいところです。アメリカ経済への不安感から、世界的に投資が冷え込み、日経平均株価は一時7000円台まで落ち込み、バブル後最安値を更新しました。

このことは、転職市場にも大きな影響を及ぼしました。

「売り手市場」から「買い手市場」へ一変

それまで長く続いていた、企業が求職者を取り合う「売り手市場」から、求職者が企業の求人を取り合う「買い手市場」へと一変したのです。

企業側が採用枠を制限しポテンシャル採用は減少傾向に企業側は経済が安定していたときは先行きも見通しがよく、中途採用の枠に余裕があるので、応募条件に合致した人材を1人採用し、もう1人は「未経験者だが、人柄がよい、コミュニケーション力がある」などと、ある程度のポテンシャルを重視して採用枠を広げることがありました。

また、団塊の世代の大量退職などで人材が足りない状況でしたので、応募者側は「給料が月30万円以上。それに自宅から近い方がいい」など、プラスアルファの希望条件を付けることもできました。

転職市場の変化により、状況は変化した

しかし、買い手市場の場合、立場は逆転します。企業側の採用枠が限られ、未経験者をじっくり育てる余裕もないので、より条件に合致した即戦力の人材を求めるようになっているのです。

さらに、現在では企業側がプラスアルファの条件を付けるようになっています。

例えば、経理職の求人では、

「決算ができて、コミュニケーション力に長(た)けていて、できれば根気強く長く勤めてくれる人がいい」

などと、より高度な条件が求められています。

このような厳しい状況から「無理して転職しなくても・・・」と考える人も増えていました。

 

しかし「リーマン・ショック」から時間が経ち、現在はそのような状況も変化して、再び「売り手市場」になっています。ですので、転職を前向きに考える人が増えてきました。

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